家庭と仕事を両立させるために男性ができる工夫7選!兼業主夫が徹底解説

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家庭と仕事を両立させる。多くの母親たちが頭を悩ませている問題です。言うことを聞かない、急に具合が悪くなる、ワガママばかり言う子どもたちの対応をしながら、職場で汗水たらして働き続けるのはかなりツラい。体力だけでなく心の余裕も無くなっていきます。

それは男性も同じこと。仕事と育児・家事を両立させるのは大変です。家事スキルが低い方だと、そもそも何をすればいいのか右往左往することも多め。せっかく頑張っても妻からダメ出しされて失敗に終わる男性も少なくありません。

今回は兼業主夫である筆者「たけのこ」が、男性が育児・家事などの家庭と仕事を両立させる方法について紹介していきます。

主夫たけのこ

育児と家事は夫婦のチーム戦です

目次

仕事と家庭を両立させるための工夫

現代において、夫婦の役割分担は様々。女性が家事・育児に専念し男性は仕事に明け暮れるという在り方は過去の常識。いまでは男性が仕事だけでなく家事・育児に関わることが当たり前となりつつあります。

しかし、男性が仕事しながら育児・家事をするには多くの苦労を伴います。ここでは、そんな父親たちにできる努力と工夫を紹介します。

積極的な育休の取得

会社員が育児と仕事を両立させる上で、育休の取得は必須です。

あまり知られてはいませんが男性が取得できる育休は、大きく分けて2種類存在します。ひとつは育児休業制度、もうひとつは産後パパ育休です。

それぞれ別途取得が可能で、分割して利用することも出来ます。育児休業給付(出生時育児休業給付金)の対象でもあるため、上手に活用すれば家計面の心配も小さくできます。

万が一、職場が正当な育休申請を拒否した場合、育児・介護休業法に違法します。この場合、お住まいの地域の「都道府県労働局雇用環境・均等部(室)」に相談してみましょう。

主夫たけのこ

男性の育休も労働者の権利です

突然のお迎えに男性も対応する

子どもを保育園に預けるようになった家庭で、だいたい起こるのが「急に子どもの具合が悪くなったので迎えに来て欲しい問題」。男性よりも女性側が迎えに行くケースが多いです。共働きの家庭の場合、女性側も急に迎えに来てといわれても難しいのが正直なところ。

男性よりも会社から理解されやすい、パートだから責任も軽いなどの見方もありますが、職場の人に迷惑をかける申し訳なさは同じ。男性側も仕事の責任、職場からの評価が気になり女性に押し付けてしまいがちですが、妻も同じことで悩んでいることに気付いてあげましょう。

男性側も子どもが熱を出したら迎えに行かねばならないことを、あらかじめ上司に相談しておくなど対策しておきましょう。

家庭を最優先しよう

家事・育児に男性が積極的に関わる生き方が認められるようになってきましたが、社会からの理解されやすいわけではありません。子どものお迎えや家事などは妻にやらせなさい、と言う上司もいるかもしれません。

育児や家庭を優先して早退していると、会社の評価や出世に影響すると考える方もいます。

会社は辞めたとしても星の数ほどありますが、家庭はひとつだけ。

そもそも本当に優秀な人材、働く価値がある職場であれば、子どもを理由にした早退だけで評価が大きく変わることはありません。

主夫たけのこ

会社に一生いるとは限りませんしね

他所と比較しない

「夫婦関係に正解はない」と意識することも重要です。隣のご夫婦はいつも仲良し、知り合いの奥さんは旦那さんに優しいなど、他夫婦の関係と比較してしまう方は多いです。

しかし、他所の夫婦関係が必ずしも自分たちにとっての最適とは限りません。もしかすると仲良しなのは表面だけで本当は口も利かないくらい不仲かもしれません。逆に周囲からは仲が悪そうに見えても、実はお互い相性が良く家庭がうまく回っている夫婦もいます。

大事なのは、夫婦が協力して家庭を支え子どもを育てられるかどうか。たとえ夫婦喧嘩したとしてもお互い気持ちに折り合いがつけられるのであれば大した問題ではありません。

「喧嘩するほど仲がいい」という言葉もあります。必ずしも常に仲良しなのが正解という訳ではありません。

妻のアドバイスは素直に聞く

夫が家事をしているとき妻からもらうアドバイスは、ひとつひとつ真摯に受け止め家事に反映させていきましょう。ここでいうアドバイスには「こぼすと危ないから鍋の取っ手は奥に向けて」「洗濯物の干し方が雑」など男性側からすると、小言のように思えるものも含まれます。

しかし、女性としては必要だから指摘しています。アドバイスを受け流し続けると女性は「言ってもやってくれない」と不満を覚え、今後の夫婦関係においてトラブルの火種になる恐れがあります。

みなさんが仕事を始めたての頃、早く戦力になれるよう一生懸命だったはず。メモを取って手順を覚え、細かな指摘に対しても謝罪し対応してきましたよね。

家事も仕事と同じ心構えで挑むのがベストです。

アンガーコントロールを身に付ける

夫婦関係を円滑に維持するために、アンガーコントロールを身に付けることもオススメです。

男性の家事・育児に対する指摘がキツイ女性も少なくありません。「何度言ったら分かるの!」「ホントに使えない!」など、傷つく言葉を感情的にぶつけられることも。

妻の言動に怒りを覚え、家事・育児へのモチベーションが下がり、家庭そのものに嫌気がさしてしまう方もいます。

感情的になって家庭環境が手遅れになる前に、自分の怒りをコントロールする術を身に付けておくことは非常に効果的です。

主夫たけのこ

自分の心を守る意味でも大切ですよ

家事・育児に対する認識をすり合わせる

男性の中には無意識に「家事と育児は女性の役割」という先入観を持っている方が少なくありません。家事・育児をどこか他人事のように捉えている夫に対して不満を感じる妻もいます。

主夫たけのこ

家事・育児を「手伝う」という表現がそれです

まずは、家事・育児は女性だけでなく男性も担うべきものと認識を新たにすることが大切です。

お互い納得のいく役割分担を決めておく

いつも当たり前のように家事をしてくれているからといって、必ずしも納得して行っているとは限りません。

夫は朝起きてご飯食べてテレビ見ているだけなのに、私は朝ごはん作って、子どもの面倒を見て、ゴミ捨てに行って、出かける支度してと大忙し。毎回言葉で直接言わないけど、そうした不満を抱いている妻はけっこういます。

自分たち夫婦はちゃんと役割分担していると思っていても、蓋を開けてみると妻の割合の方が圧倒的に多いケースも少なくありません。

定期的に妻と家事・育児の役割分担を話し合いましょう。

イクメンプロジェクトで情報収集

イクメンプロジェクトとは、厚生労働省雇用均等・児童家庭局が進行させている子育てパパ向けのプロジェクトです。男性育休取得の支援・情報発信をメインに行っています。

男性の育休取得に関する情報、セミナー情報、父子手帳コーナーなど父親の子育てに役立つコンテンツが用意されているため、積極的に活用していきたいコンテンツです。

主夫たけのこ

国の運営なので信頼性も高いです

パパ友を作る

仕事と家庭を両立するにあたり、自分ひとりだけでは問題を解決できないケースも少なくありません。そんなとき同じ境遇・悩みに直面しているパパ同士はいい相談相手になれます。

ただし、男性は結婚後、女性よりも人間関係が限定的になりやすく、職場以外に交流の場を広げにくい傾向にあります。

主夫たけのこ

仕事で忙しいですからね……。

現在社会では、SNS、交流会、サークルなど様々な形で他人と交流を深められます。自分と相性がいい方法でパパ友作りに挑戦していきましょう。

仕事と家庭が両立できない男性の理由と特徴

仕事と家庭が両立できない男性に多く見られるのは、下記の要因です。

  • 職場の育休制度が取得しにくい
  • 家事スキルが低い
  • 優先順位が曖昧
  • ひとりですべて完璧にこなそうとしている

特にやりがちなのが、ひとりで完璧な結果を出そうとするケース。仕事も家事も完璧にこなす男性は、たしかにカッコいいです。もしくは、丁寧な家事をしないと妻に怒られるというケースもあるでしょう。

ただ、何事も完璧にこなすというのは相当難しいこと。家事とはいえ、仕事と両立させるとなるとそう簡単に行えることではありません。

仕事と家庭の両立に疲れストレスを抱える男性も少なくない

外に働きに出かけ、帰ってきてからは家事や育児を頑張っている。そうした、男性たちは、心身共に疲れストレスを溜め込みがちです。そもそも家族の生活費を養えるくらい働くということが、ものすごくハードです。それに加え、休む暇なく掃除や洗濯・子どもの相手をするとなるとストレスが溜まってしまうのは当たり前といえます。

夫婦仲良く協力して乗り越えられれば、まだいい方です。もしも、妻側が夫に対して厳しい指摘や叱責をしてしまうと、夫のストレス値はさらに高まってしまいます。

仕事と家庭を両立しようとキャパオーバーになる男性もいる

なんとか仕事と家庭を両立させようと奮闘する男性の中には、心身の限界を迎えキャパオーバー状態に陥る方も少なくありません。無理をし続けたことが原因で、体調不良になってしまう男性もいます。場合によっては、ため込んでいたストレスが爆発し夫婦喧嘩などに発展する恐れもあります。

仕事と家庭を両立させるとき、どこまで上手くできるかは男性の経験や知識、技術、環境などによって左右されます。もともと、仕事と家庭の両立は難易度が高い課題。無理して完璧を追求しようとすると、あっという間につぶれてしまいます。

主夫たけのこ

両立するなら仕事も家庭もやや緩めの方が継続しやすいです

子育て男性の悩みや課題

日本では子育てや家事に関わろうとする男性がそれなりに多いです。それなのにどうして不満を感じている女性が多いのか、その原因と男性たちの悩みを紹介します。

妻から文句を言われる夫もいる

週5日勤務の共働き夫婦 家事育児 実態調査2019」によると、仕事と家庭の両立について考える男性は9割以上と以外に多い傾向であることが分かります。しかし、妻側からの評価には家事が雑、中途半端など辛口な声が目立ちます。

そうした不満・文句を妻が夫に対して言葉や態度で伝えることで、家事・育児に消極的になってしまう男性は少なくありません。

主夫たけのこ

男としては、けっこう傷つきます

夫婦の家事・育児に対する認識のズレ

夫婦間での家事・育児に対する認識のズレもトラブルに繋がります。

本来、家事や育児は夫婦が協力して行うもの。それなのに夫側が家事・育児は妻の役割と思い込み、自分は「手伝ってあげている」という認識でいることに不満を感じる女性は少なくありません。

家事や育児に対して「手伝う」という発言を控え、自分の役割として積極的に関わりましょう。

孤独感

家事や育児の悩みについて、男性は女性よりも相談先が少ない傾向にあります。

女性はママ友や職場の同僚、自分の母親など相談相手を見つけられる方が多い一方で、男性は仕事以外の人間関係が少ないケースが多く、子育てや夫婦関係の悩みを相談できる相手が少ないです。

様々な家庭の在り方が現れてきているとはいえ、男性が家事・育児を担う、いわゆる主夫は全体的に少数派。社会から孤立しているように感じてしまう男性も少なくありません。

男らしさという価値観との差

最近では、あまり聞く機会も少なくなりましたが一昔前までは男性が家庭のことに手を出すことを恥と捉える価値観がありました。男の役割は外で生活費を稼いでくること。働かず家事・育児に専念する夫は男性として劣っている。

そうした考え方を表立って言われることは少ないですが、その一方で周囲からの理解も得にくいです。

周囲からの反応で、自分に劣等感を感じてしまう男性もいます。

家事・育児の能力不足

男性側の家事・育児に対する能力不足に対して、不満を感じる妻は多いです。

家事・育児をしたとしても、中途半端・不十分であるため結局女性が手を出す羽目になり逆に負担が増えてしまうケースもあります。

負担が増えると女性のストレスも大きくなり、男性側への指摘も多くなってしまうようです。

そもそも仕事と家庭どっちが大事

そもそもの話として、仕事と家庭どちらが大事なのか?その答えは、人によって異なります。多くの人が口では家庭の方が大事といいますが、本心では仕事の方が楽しくて大事と思っているかもしれません。

ただ、仕事と家庭を両立させるとなると、「家庭の方が大事」という考え方に変える必要があります。仕事を優先させてしまうと、家族以外との交流の比重が重くなり家庭のことが見えにくくなりがち。一方、家庭を優先すると、仕事で活躍する難易度は高くなるでしょう。その代わり時間の大半を家族のために使えます。

育児と仕事の両立を男性がするには兼業主夫もおすすめ

育児と仕事を両立させる方法を解説してきましたが、会社勤めだと努力で解決できることに限界があります。そこでオススメなのが兼業主夫という働き方。仕事をしつつ家事・育児も男性がこなす新しいライフスタイルです。働いている主婦の男性版です。

男性が家庭の作業の大部分を担うことで、女性は社会で働きやすくなります。一方で仕事もしているので妻の収入だけに依存せずに済みます。

両立させるためには仕事を選ぶ必要があります。とはいえ、オンラインが普及した現在では相性のいい仕事はたくさんあります。

主夫たけのこ

選択肢の一つです

まとめ

育児・家事と仕事を両立させることは並大抵のことではありません。工夫と努力次第である程度は補えますが、すべてを完璧にこなすことは非常に困難です。育児を含めた家庭を優先するのであれば、仕事を犠牲にしなければならないこともありえます。

一方、国が推奨している男性の育休を取得するなど、知っているだけで状況が大きく好転することもあります。

主夫たけのこ

試行錯誤と情報収集が大事ですよ

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