バブル全盛期の頃、他の人よりもより良い暮らし・より良い男性と結婚したい思った女性が、結婚相手に求めた条件が高学歴・高収入・高身長。いわゆる3高（三高）と呼ばれる条件です。
3高（三高）は、いったいどの程度あれば高いと評価されたのか？また、令和の時代となった現在では、ハイスペック男子をなんて呼ぶのか？
今回は、3高（三高）の基準といまどきのハイスペック男子について解説していきます。
3高（三高）の基準とは？
高学歴・高収入・高身長と言われても、人によって基準は違います。今回紹介するのは、あくまでも基準のひとつに過ぎません。相手に3高を求めている方は、多少の誤差を見積もられておくことをオススメします。
高学歴
高学歴における大前提は、大学卒業。加えて明治・青山学院・立教・中央・法政大学、いわゆるMARCH以上の大学を卒業していなければ高学歴と呼ばれないことが多いようです。また、MARCH卒は最低ラインという声もあります。より、理想が高いと一流大学と言われている慶應・東大・京大など日本トップクラスの偏差値を誇る大学卒を求めるケースもあるようです。
たしかに、偏差値の高い大学を卒業している人は高学歴と言っても過言ではないと思います。ただ、最終学歴が大学卒以上でも高学歴と言って良いのではないか？そう考えられる女性もいます。
高収入
高収入の基準は、低いラインで年収700万円以上。理想としては、年収1000万円以上という意見が多いです。2021年における日本人の平均年収は433万円（※）。たしかに平均と比較したら高収入と言える金額です。※令和3年分民間給与実態統計調査より
しかし、令和3年国税庁民間給与実態統計調査では、年収700万円以上の日本人の割合は約4.6％、1000万円以上は約3.5％と報告されています。20代〜30代で年収700万円以上の人はそこまで多くありません。現実的に考えて、高収入で若い優良男性に出会える確率はかなり低いです。
高身長
高身長の基準は、180cm以上が高身長と言われています。日本人男性の平均身長は170.8cmであるため、平均より約10cmも高くある必要があります。
女性の平均身長は158.6cmなので、高身長男性との差は約20cm。その身長差に男らしさを感じる女性も多いようです。
女性の3高（三高）
実は3高（三高）は、男性だけでなく女性にも存在します。男性の3高（三高）が高学歴・高収入・高身長であるのに対し、女性の3高（三高）とは高学歴・高収入、そして仕事における地位が高いこと。高学歴・高収入までは男性と同じですが、女性の場合は小柄な方が好まれる傾向にあるためか、高身長ではなく職場での地位が高いことが条件に入りました。
しかし、3高の女性は男性よりも高スペックとなる場合が多く、プライドが高い男性からはあまりモテないと言われていました。男性は、どちらかといえば女性を守りたい・女性より上でありたいと思う人が多い傾向にあります。そのため、自分より高スペックの女性は好まれず、男性の3高と違い女性の3高はモテにくい傾向にあるといわれています。
3高（三高）女性は男性が家事・育児を担う主夫との相性が非常に良いです。男性が子どもの面倒や料理・洗濯などの家事をこなしてくれるため、女性が社会で活躍しやすいです。
主夫に関しては、下記の記事で詳しく解説しています。
いまどき3高（三高）ではモテない？
3高がモテる言われていたのは、昭和のバブル期。令和の時代、この3高が全くモテない訳ではないのですが、バブル期とは事情が異なっています。
平均年収も下がっているため、3高（三高）男性をパートナーして探すのは、あまり現実的ではありません。理想的ではあるけれど当てはまる人が少ないため、現在では別条件のハイスペック男子を求める女性が増えています。
それでは、いまどきのハイスペック男子とはどのようなものなのか？詳しく解説していきます。
3NO(ノー)男性
- 暴力をしない
：年々DVの発生件数は増加傾向にありますが、DVを望んでいる人はいません。 - 借金をしない
：リボ払いやキャッシングサービスなどで気軽にお金を借りることができる現代だからこそ、金銭管理能力が問われています。 - 浮気をしない
：誰だって浮気はされたくありません。
この3つをしない男性を３NO（さんノー）男性と言います。
今の世の中、安定を求めている女性は多いです。経済的・精神的安定のためにも、この3NOという条件は多くの女性から求められる条件といえます。
4低
- 低姿勢
：女性に対して威張ることをしない。 - 低リスク
：しっかりとした職に就き、リストラなどのリスクも少ない。 - 低依存
：家事・育児を女性にだけ任せず、しっかり分担して女性に依存しない。 - 低燃費
：節約思考で浪費などをしない。
上記が揃った方を4底男性と言います。
バブルが崩壊し、大企業の倒産や多数のリストラが行われたことで景気が悪化。相手に経済力を求めることが困難になったことから、3高より理想を下げ比較的安定して暮らしていくために出現した条件がこの4底と言われています。
3優
- 家族に優しい
：家事や育児を一緒にやってくれる優しい人 - 私にだけ優しい
：浮気などはせず、自分にだけ優しくて面白い人 - 家計に優しい
：一生懸命仕事をして、節約など家計のことも考えてくれる人
「家族・パートナー・家計に優しい男性を３優と言います。
４底の内容と被る部分はありますが、やはり安心・安定な家庭を築いていきたいと思う女性が多い傾向にあるようです。男性との幸せそうな未来を想像できるかが重要となります。
この3優の在り方に近いのが、家事・育児・仕事をこなす兼業主夫です。専業主夫との違いは、主夫業以外にも仕事をしている点。家周りのことに加え、家計面でも女性をサポートしてくれます。
兼業主夫について気になる方は、下記の記事で詳しく解説しています。
３生
- 生存力
：何かしらのトラブルが起こっても、迅速に対処できる力 - 生活力
：一通り家事をこなすことができ、精神・経済的にも自立している力 - 生産力
：難しい状況の中でも、新しいものを生み出せる力
生存力・生活力・生産力3つ揃った男性を３生男性と言います。
最近は自立した女性も多いですが、やはり男性にリードされたいと思う女性は多いです。すべてをスマートにこなせなかったとしても、率先して行動してくれるその姿勢に惹かれる女性は少なくありません。女性は現実的な思考を持っているため、どうしても安定を求めてしまうのです。
学歴・身長はどうしようもないが「収入」だけは増やせる
いまから3高（三高）を目指そう！と思っても、達成するのは非常に困難。学歴に関しては、社会人になってからでも、努力でなんとかなる可能性はあります。ただし、身長に関しては、もう伸びない方がほとんど。
そんな3高（三高）条件のうち、唯一今からでも伸ばせるのが「収入」です。
女性は「年収」で男性を判断し、男性は「年齢」で女性を判断すると言われています。それだけ女性にとって男性の年収は、注目すべき重大ポイントのひとつなのです。つまり、たとえ学歴や身長が高くなくても、金さえあれば女性にとっては魅力的な男になれるのです。やや暴論気味ですが、間違いでもないでしょう。
お金で人を判断するのは嫌な気もしますが、どうしても女性は安定を求める傾向にあります。昨今の不景気の中、生活していくためにも経済力は必要です。もちろん、共働きで働く女性もいますが、妊娠・出産の期間は働けなかったり、老後の不安もあります。そんな時、しっかり稼いできてくれる男性がいたらこれほど頼もしい存在はないでしょう。
もちろん、女性にモテるため以外にも、生活に余裕を持つため収入を高めておくことは有意義な選択です。そのための努力を重ねることは損なことではありません。高収入な仕事に転職するのも良いですが、副業で収入を増やすこともオススメです。
まとめ
今回は3高の基準と、いまどきのハイスペック男子について解説してきました。学歴と身長はどうにもなりませんが、収入は自分の行動次第で今から上げることができます。
いまどきのハイスペック男子は生活能力や優しい性格だけでなく、しっかり収入があって家計を考えることができるかも重要なポイント。今の自分に足りないものは何かをしっかり考えて、理想のハイスペック男子を目指してみてください！
